【チェスのルール③】「城壁」は縦・横、「僧正」は斜め

 今回は、ビショップとルークの動かし方を紹介します。ちなみに将棋で言うと、ビショップは角、ルークは飛車と全く同じ動きをします。

ルーク

 ルークは「城壁」を意味し、図1のように縦・横のいずれかの方向に好きなだけ進むことができます。

図1

図1

 ただし、クイーンと同じく他の駒を飛び越えて進むことはできません。進めるマスに相手の駒があるときは、取ってそのマスへ進むことができます(図2)。

図2

図2

 キングの動きのときに出てきた「キャスリング」にも関係しますが、こちらについてはまた後ほど紹介します。

ビショップ

 ビショップは「僧正」、キリスト教の司祭です。駒に入っている斜めの切れ込みは、僧正の帽子をイメージしたものだと言われています。
 図3のように、斜め一方向に好きなだけ進むことができます。

図3

図3

 ただし、クイーンやルークと同じく他の駒を飛び越えて進むことはできません(図4)。

図4

図4

 進めるマスに相手の駒があるときは、取ってそのマスへ進むことができます。そのビショップの置かれているマスの色に注目してみましょう。

 次回はナイトの動かし方をご紹介します。

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