今回は最も基本的な駒得の手筋としてダブルアタック(両取り)を紹介します。
チェスでは一度に一つの駒しか動かせないため、同時に2つの駒を狙えばそのうちのどちらか片方は必ず取れるわけです。では具体例を見ていきましょう。解説を見る前にまずは自分の頭で考えてみてください。
1.Qg4+(図2)
黒はキングを逃がす以外に手はなく、次の手でd7のルークを取ることができます。
では、もう一例ご紹介します。
黒番です。先程と違い、ダブルアタックに持ち込むには準備が必要です。1…Qg1+!!
!!は「とてもいい手」と言う意味です。クイーンのタダ捨てですが、g1のマスへ白キングをおびき出すのがポイントです。
2.Kxg1 Nxe2+(図4)
ちなみにナイトによるダブルアタックは「ナイトフォーク」と呼ばれます。
前の記事 | 次の記事 |