戦争をやめさせるためにできた

 チェスは将棋と同じく古代インドのチャトランガというゲームがルーツであるとされています。戦争好きの王に戦争をやめさせるため、戦いを模したゲームを高僧が作って王に献上したのが始まりとされています。チャトランガは現在でもインドでも残っているが、植民地時代の禁止の影響をうけ、かなり少なくなっています。
 ちなみにチャトランガを起源とするゲームは200以上あると言われていますが、その中で世界で一番競技人口が多いのがチェスだと言われています。本当に世界中の国でプレーされています。

 チェスではキング(王)、クイーン(女王)、ルーク(城壁)、ビショップ(僧正)、ナイト(騎士)、ポーン(歩兵)の6種類の駒を使います。6種類のうち、キング、ルーク、ビショップの3種類はそれぞれ将棋の王将、飛車、角行と全く同じ動きをしますし、、残りの駒も極めて似た動きをするので、将棋をやったことのある方でしたら、すぐにルールを覚えられるでしょう。また、将棋も未経験の方はチェスのルールを覚えるところから始めて、世界へ羽ばたいてみましょう。

 次回から細かいルールを一つずつ説明していきますので、乞うご期待ください。

 公式戦で使われるスタイルの他にも様々なタイプの盤がありますので、その一部をご紹介したいと思います。

色々なデザインのチェスセット

大統領のチェスセット

大統領のチェスセット


犬のチェスセット

犬のチェスセット


猫のチェスセット

猫のチェスセット

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